ヨーロッパ

ヨーロッパ全般

 
イギリス

 フランス

 ギリシア

 イタリア

 オランダ

 ロシア

 スペイン

 

世界中の国で起こりうる比較的ポピュラーなトラブル事例を紹介。

 
地域別

地域ごと、国ごとに特徴のあるトラブル事例を紹介。

 

旅行中にかかり易い病気や怪我の症状や対策、気を付けてほしい事などを紹介。

 

 

ヨーロッパは国や地域によって治安状況が違います。あくまでも傾向ですが、スリや詐欺の被害はスペイン、イタリアなど南欧の国に多いです。但し、パリは日本人観光客が非常に多いので被害件数も多くなっています。またどの地域にも言えることですが、観光地にはこういった軽犯罪が多いです。そして人気の無いところ、夜間の外出は出来るだけ避けるのは基本です。意外とヨーロッパはちょっと道を外れただけで治安が悪い地域と言うのがありますのでご注意を。

体調管理の部分では気候的にも、食事的にも特に問題は無いです。冬はかなり冷えるので十分な防寒対策が必要ですよ。

スリ、詐欺などの軽犯罪に注意を要する国
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スペイン、ドイツ、フランス、ポルトガル、
アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、中欧諸国

体調管理に気をつけてほしい国
北欧諸国、中欧諸国

治安に注意が必要な国
ベラルーシ、ボスニアヘルツェコビナ、ユーゴスラビア、ロシア

渡航できない国もしくは難しい国
アルバニア

  ENGLAND
   
子 供 に よ る ス リ
 

教会子供のスリを組織した犯罪グループが、ロンドンの地下鉄を舞台に活動しているそうです。

手口としては、10歳未満の子供のスリグループがが地下鉄に乗り、途中,浮浪者風の衣装、あるいはDCブランドの服に着替えをし、ロンドン中心部に着くと4〜5人の少人数に分散し、犯行を働くもので、各小集団には、目付役の大人が後方から監視している。そして、女性や旅行者を中心に地下鉄内でハンドバックを狙ったスリを集団でするものです。

多くの犯行は、ロンドン中心部の、混雑した駅のプラットホームが標的になっています。子供なので、暴力に発展する事は無いようですが、十分に注意が必要です。

対策としては、ハンドバックなどに財布を入れるのは避けたほうが良いです。どこでもそうですが、混雑した場所では貴重品に十分注意が必要です。列車内などで狙われる場合もあるのでご注意を。

   
空 港 で の 入 国 拒 否 に 関 し て
 

イギリスでは空路による入国審査が非常に厳しいです。たとえ出国用の航空券を持っていても、滞在期間があいまいだったり、審査の際の言動が疑わしいと、不法滞在とみなされ、入国拒否をされるというケースがあるようです。

特に留学など長期の滞在の場合は、学校の入学許可証など、キチンと証明するものをすぐに見せましょう。
めんどくさいからといって観光での滞在などと簡単なうそなど絶対つかないように。あいまいな言動やうそは、審査官の心象を悪くし、入国拒否という最悪の結果を招きかねません。

特に女性の単身での入国や出国の航空券を持っていない場合、長期の滞在に対しては取調べが厳しいようです。お気をつけください。

 
  FRANCE
   
偽 の 麻 薬 捜 査
 

パリ市内日本人旅行者を標的として、私服警官と偽り、麻薬捜査等を理由に所持品検査を行い、旅券及び財布等を提示させた上で、所持金の一部を盗み取るという被害が発生しています。

その手口は、被害者が男性に話しかけられ対応していると、別の複数の男性が私服警官を名乗り近付いてきて、麻薬取引の容疑があるとして、所持品及び身元検査と称し、旅券及び財布の提出を強要し、検査する振りをして財布の中から現金を抜き取られると言ったもので、アメリカ人と日本人が主にターゲットになっているそうです。

対策としては、安易に旅券等の身分証明書や財布等の貴重品を警官も含めて見せないこと、強要された場合は、まず警察手帳を見せてもらう事。犯人は、警察官と称するのみで警察手帳を提示しない場合、警察手帳らしき黒表紙の手帳をチラッと見せる場合、本物と変わらない偽手帳を見せる場合等があるが、一般的に警察官が観光旅行者を対象に麻薬捜査を行うことはまず無いので、警察手帳を十分に見せるよう要求したり、周囲のフランス人に本物の警察官かどうか聞いてみることも一つの撃退法です。また、対応に困った際は、日本大使館などへ連絡を取って提示してよいか確認する事も効果的です。ほとんどの場合は、確認をする事を離しただけで逃げるようなので、言ってみる価値はありますよ。

   
地 下 鉄 は ご 用 心
 

パリでの主な移動手段として重宝するのは地下鉄です。路線も多く、大変便利ですが、困った点があります。それは、旅行者、主に日本人を狙った犯罪です。その主な手口を紹介します。

やはり多いのは車内でのスリです。スリは、観光地やショッピングによく利用される駅や、地下鉄1号線、主要路線の乗り継ぎ駅のホームで待ち構え、これといった旅行者をつけて、車内でスリに及ぶと言うものです。どの都市でもある手口なのですが、パリは非常に多いそうです。

また、同様に、今度は改札で待ち構える集団にも気をつけましょう。ただ単に泥棒を働くだけでなく、場合によっては降りてからつけられて、人ごみから離れた場所で強盗を働くケースがあるそうです。

対策としては、とにかく、狙われやすいようなカバンや服装は避ける事。絡まれそうになっても関わらないようにしましょう。毅然とした態度が、犯罪者の警戒心に働きかけますので。さらに、空港から市内までや、主要駅を繋ぐ路線では、カバンを体の前にするといった基本的な注意を十分にしましょう。犯人から狙われないようにすることが一番の予防策です。

 
  GREECE
 
有 名 な 白 タ ク 詐 欺
 

エーゲ海の風景ギリシアの通貨はドラクマ。到着したばかりの観光客を狙った白タクによる詐欺が名物となっています。

その手口とは、とにかくメーターの無い普通の乗用車のタクシーが多いのですが、料金交渉ももちろん必要ですが、その際、とにかくおつりをごまかします。おつりを一桁少なく渡したり、請求を一桁多くしたり。特に空港で客待ちしているタクシーは、そういった輩が多いようです。

タクシーを利用する際は、とにかく相場を把握しておく事。そして、出来るだけ正規の停留所から利用したり、車体の新しいタクシーを利用したり、といったところでしょうか。不安なら。

 
  ITALY
   
新 聞 紙 強 盗
 

ローマ市内ローマ、フィレンツェなど観光地では観光客はちょっとした事で狙われます。その中でも街中で堂々と強盗に遭ってしまうという新聞紙強盗の手口を紹介します。

強盗団は7,8人の集団で、手に新聞を持っています。街中で囲まれたと思うと新聞で視界を遮り、あっという間に荷物や財布を奪って逃走するといった手口です。ほとんどの場合女性など小柄な人間を狙っています。そして被害にあった人間はあまりの驚きに声を出せなかったり、周りに誰も居なかったりと、泣き寝入りのケースがほとんどのようです。

対策としてはとにかく観光スポットでは個人行動をとる際には周囲への配慮を忘れないこと。人の居ない所に行かないこと。そして女性ならカバンに防犯ベルを付けておくなどはかなり有効です。一番大切なのは大きなカメラを肩から掛けたり、おしゃれをしすぎたりして目立つ事です。犯罪者のターゲットになりやすいですよ。

   
ア イ ス ク リ ー ム ス リ
 

ふと歩いていると、後ろから声を掛けられた、背中にアイスクリームがついていますよと言われる。見てみるとびっくり、背中にべったりとアイスクリームが、その人は親切にもアイスを拭くのを手伝ってくれる。そして、しばらくして気づくと財布が無い。なんてことかなり頻発しています。

これは、複数犯による犯行で、アイスを付ける人間、声を掛けて手伝う人間、そして財布などのスリをする人間と役割が分かれています。

対策としては、とにかくアイスを付けられたら、そのままその場を離れ、自分できれいにすることです。相手は人の油断を狙ってきます。そして、やはり目立つ格好は避けましょう。格好の標的になります。

   
ア イ ス ク リ ー ム ス リ
 

ふと歩いていると、後ろから声を掛けられた、背中にアイスクリームがついていますよと言われる。見てみるとびっくり、背中にべったりとアイスクリームが、その人は親切にもアイスを拭くのを手伝ってくれる。そして、しばらくして気づくと財布が無い。なんてことかなり頻発しています。

これは、複数犯による犯行で、アイスを付ける人間、声を掛けて手伝う人間、そして財布などのスリをする人間と役割が分かれています。

対策としては、とにかくアイスを付けられたら、そのままその場を離れ、自分できれいにすることです。相手は人の油断を狙ってきます。そして、やはり目立つ格好は避けましょう。格好の標的になります。

 
  NETHERLANDS
   
中 央 駅 は 要 注 意
 

オランダで最も危険なのはアムステルダムの中央駅です。ここを訪れる人は必ず利用する場所であり、また、飾り窓地区も近く、周辺は治安が良くありません。

ここでの手口は、とにかく引ったくりが多いです。複数で、1人が声を掛ける役、そして注意を引いている間に他の仲間が荷物をひったくるというパターンが多いです。また、突然複数で襲い掛かるケースも多いようなので、十分な注意が必要ですよ。

さらに、停車中の列車でも気を抜かないように。コンパートメントで、荷物を網棚の上の荷物を狙う犯行が多いそうです。

対策としては、到着したらとにかくまっすぐホテルへ向かいましょう。大きな荷物を持ってうろうろするのは大変危険です。特に夜、駅を訪れるのは出来るだけ避けたいですね。

 
  RUSSIA
   
空 港 で の 荷 物 ト ラ ブ ル
 

これも世界各地で見られますが、特に有名なのはロシアのモスクワの国際空港です。空港職員が一枚かんでいるか、空港での荷物の配送業務自体がいいかげんで、荷物が無くなるといったケースが多発しています。そんな事例を紹介します。

それはアエロフロートでフランクフルトからモスクワ乗換えでで日本に帰国したときの出来事です。スーツケースをチェックインの際に預け、手荷物だけ着ないに持ち込んだのですが、さて成田に着いて待てども待てども荷物が出てきません。さて最後の荷物が出てきても、自分の荷物は結局出てきませんでした。空港職員に問い合わせると、アエロフロートのカウンターへ一緒に行って聞いてもらったのですが、どうやら該当する荷物は飛行機に乗っていなかったようです。そんな事ってあるのか!と思うも、とりあえずモスクワへ問い合わせてみるというのでしばらく待つことに、、、。

そして待った挙句、どこに行ったか判らない。という返答でした。こういったケースはたまにあるそうで、なぜか他の便に配送されたり、場合によっては盗まれてしまうことも有るそうです。継続して探すから荷物の特徴を教え、こちらの連絡先を教え、その場は肩を落として帰りました。

幸いな事に携行品に保険をかけていたので、金額的には保険が利いてソンをしない事になったのですが、お土産や使い慣れているカメラ、洋服がなくなったのはかなり痛いですよね。でもこの話には後日談が。何と2週間ほどしてそのことを忘れかけていたころ、何と荷物が見つかったという連絡が入りました。どうやらモスクワで、カーゴから私の荷物が落ちて遺失物扱いになっていたという説明だったんですが、実際どうだか。

対策としては、私の心がけているのは荷物はすべて機内に持ち込むという事です。そうすれば無くなる事も無いし、そのまま到着カウンターに向かうことが出来るので混雑を回避できます。

 
  SPAIN
   
首 絞 め 強 盗
 

マドリード及びバルセロナを中心に、昼夜の別なく、場所を問わず外国人特に日本人を対象とした首締め強盗による被害が多発している。

手口は、3、4人、時には6、7人の集団で背後から近づき、突然羽交い締めにした上で首を絞め、意識を失わせて所持品を奪うというもので、犯人側は、人数で優っているため、たとえ男性複数のグループであっても構わず襲う。また、犯人側は日本人が防犯グッズ類(貴重品を隠すもの)を使っていること、下着の中等にお金を隠していることを熟知している。最近は、犯行は凶暴化しており、被害者を殴打したり、ナイフ等の凶器をふるってケガを負わせるケースもあり、極めて危険な状況です。人通りの多い場所で襲われても、周囲の人は助けてくれない事がほとんどです。スペインは世界で最も日本人の強盗被害が多い国で(外務省の統計によれば全世界の約3割)、そのほとんどがマドリード及びバルセロナで発生している。

対策としては、襲われる場所は市内や観光地の中で、比較的他の人の死角になるような場所が多いようです。周りには十分な注意が必要です。ただ最近は場所を問わず襲ってくるようで、絶えず注意が必要です。さらに、空港など到着直後に襲われる事が多いようです。とにかくホテルまで直行しましょう。襲われた際に備える対策としては、旅券のコピー(できればカラー)を取り、原本は必ず宿泊先等安全な場所に保管する。最小限の現金のみを持ち歩き、買い物はクレジットカード(できれば写真付)やトラベラーズチェックを利用する。よって、リュック、ウェストポーチ、バッグ類を出来るだけ持ち歩かないようにしましょう。旅券だけでなく、クレジットカード、海外旅行障害保険等のデータは、必ずメモやコピーを取り、他の荷物とは別に保管すると共に、万一に備えて留守宅の家族等にも渡しておく。万一襲われた場合は抵抗せず、身の安全を第一に考え、必ず警察に被害届を提出する事で取締りの強化にもなります。