アジア

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 トルコ

 ベトナム

 

世界中の国で起こりうる比較的ポピュラーなトラブル事例を紹介。

 
地域別

地域ごと、国ごとに特徴のあるトラブル事例を紹介。

 

旅行中にかかり易い病気や怪我の症状や対策、気を付けてほしい事などを紹介。

 

 
 
アジア全般としては、日本人旅行者が多く、それだけ被害者やトラブルに見舞われる人は多いです。日本でニュースにならなくても行方不明や亡くなられる方も居ます。ただ、だからと言って取り立てて危険と言うわけではないです。ほとんどの被害者は、スリや詐欺での被害、また、熱帯での熱射病や、食あたり、下痢などの病気です。強盗などはあまり無いです。ただしスリや詐欺の被害はかなり多いです。さらにだまされた事に気が付かないというケースも良く聞きます。私達も日本で、ただ歩いている外国人に話しかけたりはしないですよね。ほとんどの国でも話しかけてくるのは何か目的を持った人が多いです。それを頭の隅に入れておきましょう。病気に関してもほとんどは強行スケジュールによる疲れから来る事が多いです。また、バスや列車の長時間の移動もつらいと思います。できれば無理をせずゆとりのある旅、飛行機などを使った快適な旅もオススメです。食事に関しても細心の注意が必要です。さらに赤道に近い国は日差しが非常に強いので帽子は必需品ですよ。

但し治安の悪い国、地域もあります。訪れるにしても、夜で歩かない、人の居ないところには行かない、危険地域には立ち入らないと言った事は気をつけてください。

アジアは様々な文化、生活習慣を持った国があります。例えばイスラム諸国などは男でも半ズボンは履かないとか、インドでは左手で食事をしてはいけないとか、チップなどの習慣にしても様々です。あまり気にしなくても良いのですが、場合によっては大変失礼な事や周りの反感を買う事もあるので、行く国に関してはガイドブックなどでチェックするのをオススメします。

スリ、詐欺などの軽犯罪に注意を要する国
台湾、中国、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ラオス、インド、スリランカ、
パキスタン、イラン、トルコ

体調管理に気をつけてほしい国
中国、モンゴル、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、インド、
スリランカ、チベット、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、中央アジア諸国、中近東諸国

治安に注意が必要な国
中国、インドネシア、カンボジア、フィリピン、ベトナム、ラオス、インド、スリランカ、パキスタン、中央アジア諸国、中近東諸国

渡航できない国もしくは難しい国
北朝鮮、スリランカ、パキスタン、ブータン、アフガニスタン、イエメン、イスラエル、イラク、サウジアラビア

(中央アジア諸国に関しては外務省等で渡航延期勧告が出ている場所もあります。但し、主要観光地は特に治安的に問題も無く、事前に情報を得て、旅をする事が出来ます。)

  CAMBODIA
   
バ イ ク 強 盗
 

アンコールワットプノンペンで数多く被害があるのが、このバイク強盗です。特に日本人が多く狙われているようです。

日本人旅行者の多い、プノンペン市内のキャピトルゲストハウスなどの前で客待ちをしているバイクタクシー、この中に強盗目的のバイクも結構いるようです。客を捕まえて、裏道や郊外に連れて行き、後ろから合流したバイク仲間などと強盗を働くといったケースが数多くあるようです。

対策としては、ホテルの前で客待ちしているバイクタクシーは利用しないこと。また、夜間の遠出は極力控えること。当然一人歩きは危険です。欧米人より、華奢でお金を持っている日本人がより狙われるようです。

 
  HONGKONG
   
偽 ブ ラ ン ド に ご 注 意 を
 

香港の夜景最近、日本人旅行者を狙った偽ブランド品の詐欺が増えています。

手口は、現地ガイドなどにブランド品を格安で購入する事が出来るなどと誘われ、現地のホテルの客室で、模造品を売りつけられるといったケースです。中には模造品を安く買えると誘ってくる場合もあり、この場合は見つかれば犯罪となるのでご注意を。

対策としては、ブランド品等は正規の取扱店で購入する事で、ホテル客室等で販売されているブランド品等は模造品であるの可能性が高いので、ガイド等に勧められても取扱店以外で購入することは避ける事です。さらに模造ブランド品と分かっている品物を購入、所持すると、違法商品の製造・所持・販売・購入等の行為は、法律によって禁じられており、最高50万ドルの罰金、及び、8年以下の懲役が科せられることになります。また成田などの税関でも模造ブランド品の摘発はかなり厳しく行われており、見つかった場合はもちろん没収されるので、安易に持ち込もうとしないほうが得策ですよ。

 
  INDIA
   
ニ セ ツ ー リ ス ト オ フ ィ ス
 

ニューデリー空港からニューデリー市内までは、特に夜間に到着した場合などはタクシーに乗る人が多いと思います。空港内でタクシーチケットを買おうとすると、左右から、「ここでタクシーチケットを買え。」と手招きをしてきます。(ちなみに市内までの料金は200Rsほどです)。そしてタクシーに乗車後、運転手は必ず、「これからどこに泊まるんだ?予約は?」と聞いてきます。そしてさらに 「夜のデリーは危ない、政府系のツーリストオフィスを知っているから、そこに行こう、安全だから。」と言われます。そしてこちらの不安感を利用して、結果として、単なる運転手の知り合いの、まったく政府系ではないツーリストオフィスに連れて行かれる事となります。

そしてこのオフィスに行くと英語の達者なインド人が出て来て、例えば単なる旅行会社の社員証などを政府のツーリストガイドの身分証のように見せ、親切そうに笑顔で話しかけてきます。そこで、泊まりたいゲストハウス名を告げると、電話でゲストハウスに空があるかどうか確認を取ってくれます。すると、部屋の空きは無いと言う返答が帰ってきて、結局、ガイドブックを見ながら他のゲストハウスに電話をしても部屋は一杯です(自分で電話番号を押して、確認を取っても電話口でそっけなく断られます)。仕方が無く、そのオフィスで紹介されたホテルに泊まる事になるのですが、その料金が非常に高く、かなりは吹っかけてきます。しぶしぶその高いホテルに泊る事になります。

そして次の日、車がホテルまで来ていて、ニューデリーまで連れていってくれると言います。しかし、行き先は昨日と同じツーリストオフィスで、いろいろな場所のツアーや航空券を高額で買わされたりと、それからまたオフィスのインド人にだまされると言ったスパイラルに突入してしまうでしょう。

手口は、まず最初の、オフィスでゲストハウスへの電話はすべて内線でつながっていて、つながる先は一緒。相手はホテルの振りをして満室だと断るというものです。そしてホテル代を高く請求した後、当然ホテルもぐるで、また同じオフィスに連れて行くように仕向けます。

対策としては、第一に、ニューデリーでホテルが満室と言うのはまず考えられないです。ガイドブックなどでホテル街を調べ、とにかくタクシーに目的地まで言ってもらう事です。仮に嘘をついても、そのホテルに予約があるといった事を言って目的地に向かう事です。また、おそらく同じ便で来た旅行者がいると思うので、何人かで相乗りしていく事もオススメです。1人や女性などは強引に連れて行かれる場合もありますので、複数の人間が居れば主張もしやすいと思います。

第二に、もし、気付かずにホテルまで行ってしまったら、翌日は自力で市内まで出るか、迎えのタクシーの運転主にチップを払ってでもとにかく目的地まで行く事です。

到着した直後は、どの国でもそうですが、その国の相場や金銭感覚など情報が無いので、とかくだまされやすいです。まず、情報を得る為に、空港などから、ガイドブックに載っているようなホテルへ直行し、そこで情報を得るのは基本的な事です。皆さんご注意を。

   
ウ ン コ 詐 欺
 

インドの人々これはあまりに有名なインドの詐欺のケース。じっさいにやられるケースが数多くあるみたいです。

ニューデリー市内で宮殿を見学していた時です。突然インド人に話し掛けられてなんだと指のさす方を見ると、なんと靴に牛のウンコがべったりと、、、。そりゃびっくり!ありえない状況に一瞬どきっとしました。すると、今度は靴磨きのおじさんが、その靴拭いてやると。ここは素直に拭いてもらおうかと思うんですが、これはあまりにも有名な詐欺のケース。2,3人のインド人を振り払って逃げました。実際に引っかかった人の話では、靴を拭かせると通常の2-3倍の料金を請求してくるそうです。

対策としては、特に観光スポット周辺では、周りに気をつけろとしかいえないです。もしくはあまり狙われないビーチサンダルなどで行動するとか。でもビーチサンダルでウンコ掛けられたらしゃれにならないですけど。最後の手段としては、とにかく靴を綺麗にさせて、後は知らん振り、もしくはダッシュで逃げるというのが良いかも。とにかく相手にスキを作らない事です。

 

 
ガ ム ラ ン に は 要 注 意

 

ガムランとは、インドを代表する弦楽器です。インドを旅すると街中に流れるガムランのしらべについうっとりすることなんてあると思います。旅行者にガムランを教える教室などもあって、ガムランにはまる旅行者も結構います。お土産にという人もいるでしょうが、一方でガムランに関するトラブルが絶えません。ここではそんなトラブルのケースを紹介します。

よくあるケースですが、インド人に話し掛けられ、食事に誘われたり、家に招待されたりすることがあると思います。好意の場合もありますが、あとでお土産やに行かないかと誘われたりする事もあるでしょう。そしてお土産としてはガムランがおすすめだという事で、ガムランを売っている店に案内されます。そして、相場より大幅に高い値段で売りつけます。

ガムランというのは、かなり大きな弦楽器で、とても旅行に持ち歩く事は出来ません。そこで、船便で送る事を薦められます。商品をそのまま店から発送できるという事で、そこで手続きをします。そして日本に帰ってから、延々待ってもガムランは届かない。といったことです。

ガムランは見た目非常に高そうで、日本人には実売価格がわかりにくいです。それを利用して1万円前後、相場の2,3倍で売りつけるケースが多いです。本当に欲しいなら、調べてちゃんとしたお店に行く事です。更に郵送などの手続きは直接郵便局へ持っていったり、帰国直前の都市で購入後、直接持ち帰る事です。

   
  INDONESIA
 

 
た ち の 悪 い 警 官   ( バ リ 島 )

 

バリ島は日本でも知名度、人気ともにかなりメジャーになってきました。実際に町を歩いていても旅行者の半分は日本人ではないかというほどの賑わいを見せています。そんな日本人を狙ったスリ、強盗、詐欺などが非常に多くなっています。その中で、本当に許せないのが、それを取り締まるはずの警察官による詐欺です。その手口を紹介します。

バリ島内での移動にはレンタルバイクが便利です。そしてかなりの旅行者がこれを利用してます。ふと、見通しの良い道路をバイクで走っていると、警官に呼び止められるという事があります。すると、例えばスピードオーバーだとか、一時停止違反だ、といってその場で反則金を要求してくるのです。これは、ちなみに違反していなくてもです。彼らは、取り締まりでなく、単に小遣い稼ぎで、旅行者から反則金を取り、それを着服しているのです。それを生業にしている警官もいるそうです。ひどい話です。

これを避けるには、呼び止められても停まらない事です。これはちょっと過激なので、仮に停まったとしても、きちんと主張しましょう。そして、必要なら出頭すと言えば、ほとんどの警官はそのまま行けと態度を軟化させてきます。かと言って、相手は警察官。もし違反しているなら素直に応じましょう。さらに、反則切符を貰いましょう。

   
ビ ー チ で の 波 状 攻 撃   ( バ リ 島 )
 

とにかくバリのビーチでは物売り、マッサージ、ネイルアート、ビーチ用具のレンタルなど、異常なほどまでの勧誘が入れ替わり立ち代りで訪れます。ここで起きるさまざまなトラブルについて。

まず、間違いなく相手は言い値で詰め寄ってきます。もし利用するなら値段の相場をあらかじめ調べておきましょう。ただし、多少色を付けないと、手抜きサービスをされたりしますので要注意。マッサージなどはビーチではなくホテルなどできちんと頼んだほうが値段もそんなに変わらず済みますのでお勧めです。

こういった人たちは要らないならきっぱりと断るか、完全に無視しましょう。ちょっとでも相手にするとどんどん言い寄ってきて、最後には罵声を浴びせるなど、いやな思いをさせられることが多いのでご注意を。

そしてそういった物売りとぐるになってスリ、置き引きをする集団があります。物売りに注意を引かせて物を掏ったり、マッサージ中に物を掠め取ったりと、非常に悪質です。しかも相手は手馴れたもので、見つかると物だけ置いて逃げます。そうすれば捕まえるまでされない事がわかっているようで、とにかく手当たり次第に犯罪を重ねているようです。

対策としては、クタなど人の多いビーチは避け、ホテルのプライベートビーチや、人の比較的少ないビーチを利用するのが良いです。逆に誰も居ないのも強盗に狙われるので注意してください。

   
バ リ の 友 達 に ご 注 意
 

バリのビーチを歩くと、若い男が数人でたむろし、日本人の女性をナンパしている光景をよく見かけます。実際あなたがナンパされた際、非常に親切にしてくれる人にもしかしたら気を惹かれてしまうかもしれません。そこでご注意、こういった人たちは、ナンパにより、日本人をだましたり、最終的には身ぐるみはがすといった行為を働く可能性が非常に高い人たちです。同様に気軽に日本人男性に友達になろうと声を掛けてくるのもまったく同様です。

例えば車でどこかに連れて行ってくれたり、食事をおごってくれたり、やさしくされることで気を許すかもしれません。とにかくバリではこういったやさしさは、その後の大金を狙う手段でしかないことを頭に入れてください。

例えば、まず、間違いなく友人価格だと言って相場以上のツアーを紹介したり、はてには、やたら高いポーカー詐欺にひっかかったり、ひどい場合は強盗をされ、ひどい怪我を負ったなんて話も良く聞きます。

しかもかなりの人が詐欺にあったのに気づかずに日本に帰っていくそうです。また強盗なども泣き寝入りがほとんどだそうです。何しろバリの警官も上記のようにかなり腐敗しているので仕方の無い話です。こういったことは、あまりにもバリに日本人が集中していることから起こる犯罪のようです。しかも南のビーチ周辺に集中しています。バリ自体はすばらしいところです。これを踏まえてすばらしい旅をしてください。

   
マ ジ ッ ク マ ッ シ ュ ル ー ム 強 盗   ( バ リ 島 な ど )
 

特に女性の被害者が多いようだが、気軽に友達になった”ビーチボーイ”などに食事に誘われ、食事にマジックマッシュルームを混入され、昏睡状態になってから、金品を奪われるといった強盗です。

食事に誘われたりしたら、十分注意しましょう。場合によってはマジックマッシュルーム入りのものを注文しようと言って、興味本位を利用して本人承諾の上食べさせ、昏睡させる場合もあります。この際、強盗や、レイプなどの被害に遭う人が多いです。

マジックマッシュルームは麻薬と同じような症状を起こさせるきのこの一種です。人によっては幻覚を見たり、記憶を失ったり、ひどい場合だと2,3日寝込んでしまったりすることがあるので、オススメしません。特に現地の人と一緒にこういったものを食べに行くのは命取りなので絶対にやめましょう。

 
  MAYALSIA
   
麻 薬 の 所 持 は 命 取 り に
 

東南アジアで格安で手に入るマリファナなどの麻薬を目当てに旅行をしている人が居ます。そこでご注意。マレーシアでは絶対にやめましょう。また、絶対に持ち込まないようにしましょう。

マレーシアの麻薬の取り締まりは厳しいです。陸路の入国では必ずといって良いほど麻薬犬を見かけます。そして捕まった場合、たとえそれが外国人旅行者でも最高死刑です。実際に欧米人の死刑執行がされています。現在日本人の逮捕、長期拘留者も複数居るそうです。

ちょっとした気持ちで持ち込んだり、買ったりしたものが、あなたの人生を大きく狂わせることになりますので、ご注意を。

 
  MYANMAR
   
オ フ リ ミ ッ ト
 

ミャンマーの寺院ミャンマーのタイ、中国国境などでは今でも少数民族との紛争が絶えません。そういった理由で、政府によりオフリミット、外国人立ち入り禁止区域があります。

かといってミャンマーが政情不安かというとそうではないです。治安も東南アジア一と言っても過言ではないほど良いです。逆に一部の国境付近以外はほとんどの区域が開放されていますし、また、普通旅行者が訪れるような観光地は問題なく訪れることが出来ます。オフリミットの地域は普通は訪れないようなゲリラのいる山岳地帯などがほとんどです。

ただ、一部外国人に開放していない地域でも政府の旅行会社MTTなどでガイドつきのツアーを組めばいける場所もあります。

 
  NEPAL
   
危 険 な 生 野 菜
 

ネパールに限らず、生ものや生水はアジア諸国では非常に危険です。特にネパールでは高地の為、野菜を遠距離から運んでいるので衛生面でかなり良くありません。特に日本人は雑菌にあまり免疫が無く、かなりの確立で腹を壊します。

ネパールでは十分に注意してほしいのが、まず炒め野菜です。高地なので沸点が高く、見た目は火が通っているようでも、十分熱が通っていない為雑菌が残っている場合があります。後、意外にもピザは十分注意してください。乗っかっている具財の火の通りが悪く、ほとんど生の場合があります。

雑菌だけではなく、病原菌を拾ってしまう場合もありますので十分注意してください。

 
  SINGAPORE
   
非 常 に 厳 格 な マ ナ ー
 

シンガポールの夜景シンガポールは日本以上に安全で、日本人も気軽に訪れることのできる国です。それだけ国民と政府による法整備が充実しているということです。よって日本人の感覚以上に、厳格な法的規制があります。

まず、歩道などの信号無視、ごみのポイ捨て、喫煙エリア以外での喫煙など、日本では考えられないですが、すべて高額な罰則規定のある犯罪とみなされ、観光客でもかなりの確立で刑が執行されます。

ここはシンガポールであり、たとえ日本人の旅行者でも、シンガポールの法律に従わなければなりません。皆さん注意してください。

 
  THAI

エ ス カ レ ー タ ー で の ス リ
 

バンコクのデパート、大型ショッピングセンター、スカイ・トレインなどのエスカレーターで、旅行者を狙ったスリが発生しています。

その手口は、被害者がエスカレーターに乗り、降りる際に、すぐ前に乗っていた男性2名がエスカレーターを降りる直前に立ち止まったので、被害者も前がふさがれたので立ち止まると、後にいた男性2名がぶつかって来た。その後、気付くと、ズボンの後ポケットに入れていた財布をすられていたというものです。

スリは、この場合はグループで、目を付けた旅行者がエスカレーターに乗る際に、自然と前後から挟み込むような形で乗り込み、エスカレーターの終点直前に前方の仲間がつまづくふりをして、後方の仲間が自然に旅行者の身体に触れる状況を作りその際にスリを行うと言うものです。また、ポケット等から財布をするだけでなく、ウエストポーチ等に入れていた旅券や財布を抜き盗られる被害も起きているそうです。

対策としては、とにかく財布はズボンのポケットやウエストポーチに入れないこと。いかにも旅行者と言った格好は狙われやすいのでシンプルな格好を心がける事。と言ったところでしょうか。

 
夜 行 バ ス で の 窃 盗
 

夜行バスに乗っていて、就寝中に窃盗の被害に遭うケースが多発しています。

手口は、旅行会社で手配している夜行バスに乗車し、バックパックをバス下部の荷物置き場に入れ、目的地に到着し、目的のホテルで財布やパスポートを出そうとしたら、バックパックの中に入れていた貴重品がなくなっていたというものです。

被害は、外国人旅行者がよく利用するルートで、旅行者専用の夜行バスに集中してます。中には、バス内で寝ている間に、身体につけていたウエストポーチや足元に置いていたバッグから、旅券等を盗まれているケースもあり、油断がならない事件です。

対策としては、貴重品は出来るだけ身の回りにつけておく事、カバン等には鍵を掛けたり、盗まれづらいカバンにする事も大事です。また、こういったケースは狙われてしまうと防ぎようが無い部分もあります。盗難保険を掛けておく事はかなり重要です。

 
ボ ー カ ー 詐 欺
 

これはタイを含め、マレーシアやフィリピンで見られる典型的な詐欺です。特徴としては、だまされた本人がその自覚が無い事が多いことです。ポーカーなどの賭け事を誘われたら間違いなく詐欺です。その手口と対策を紹介します。

観光地などで、一人歩きをしている日本人が狙われているようです。まず、ちょっとした事で話しかけてきます。そして、たとえば自分は以前日本に居た事がある、など親密になるような話題で引き込もうとします。また、自分はお金持ちだと言ったアピールをしてきます。ここまでは、割とよくある話なのですが、その後、例えば食事をおごってくれたり、車で観光地の案内をしてくれたりと、とても親切にしてくれます。

とにかく相手を信用させて、さて、その次です。ふと、友人とパーティーがあるから行かないか、などと誘ってきます。行ってみると、皆で掛けポーカーを始めようと言い出します。最初は安いレートでちょっとやって見ないか?なんて誘ってきて、ついポーカーをやり始めると、面白いように勝ちます。かなり勝ちが膨らんできたとき、負けているものが、取り返すチャンスをくれと、レートをあげてほしいと言ってきます。もちろん皆ぐるで、計画的な手口です。そしてここからはひたすら負けることになります。悪循環が続き、知らぬ間に負けの金額は、10万、20万と、あなたの持っている全財産に近い金額まで膨らむことでしょう。

対策としては、ポーカーをやろう、賭け事をしようと言われたらとにかく断ることです。絶対受けてはいけません。例えば一緒にいかさまをしよう、とか、時には日本人もぐるになっているケースなどもあります。また、自分の持っている金額なども言わないことです。カードも持っていないことにしましょう。カードがあれば限度額までおろすことができるからです。今までこういった詐欺でワーホリで貯めた200万、全額を取られたって人も居ました。なんといってもお金の絡む話が出た時点ですべて断りましょう。

   
宝 石 詐 欺
 

タイのバンコクで、カオサン通りなどに居ると、タクシーや客引きなどに、宝石のバーゲンをやっているから、さらに無料で送迎してくれるといって、声を掛けて来るケースがあります。さらに、タイは相場が安いので、日本に持って行ったら何倍にもなるなどと言って誘ってきます。

この手口も古いものですが、引っかかる人が後を絶ちません。そして、いざ行ってみると、郊外の豪華な建物に案内されます。そして店内を見ると、確かに安いような値段で展示されています。ただしお客さんが欧米人や日本人がちらほら居るだけです。

ところで宝石の鑑定をできる人なんてそうは居ませんよね、客引きもそういった事に詳しそうもない人間を狙って客引きをしてます。要するに偽物なんです。さらに本物そっくりの鑑定書。そして場合によっては本物を見せて、実際に売るのは偽物。また、他のケースでは、値段自体が非常に高いものなど、結局詐欺なんです。こういった店に案内するとき、わざとわからないように遠回りをしたり、郊外に店を構えているケースがほとんどです。さらに店は1ヶ月もすると移転します。これでは店を特定することもできないでしょう。

要するに、儲かる話なんて観光客には普通話しません。すべて観光客から金を巻き上げるための巧妙なわなです。そんなに儲かるなら自分でしますよね。

   
睡 眠 薬 強 盗
 

タイの安宿や、長距離バスでよくある話です。

宿やバスで出されたドリンクに睡眠薬が入っていて、飲んで寝てしまった。翌朝、気がつくと、なぜか財布がなかったり、お金が少なかったり、なんて事が、本当に多発しています。

宿に関しては、旅行者の間の情報でそういった話が出ている宿には泊まらないことです。また、バスで出されるドリンクは飲まないことです。飲んだらお終いです。

 
  TURKEY
   
日 本 人 に よ る 詐 欺
 

王宮トルコを気に入って滞在する日本人が増えています。その中には地元の人間とつるんで、日本人旅行者に対して詐欺をはたらく者がかなり居るようです。

手口としては、同じ旅行者を装って、話し掛け、絨毯屋などに一緒に行こうと誘い、高額な商品を店主とつるんで売りつけると言った類のものです。特にイスタンブールではこういったケースで詐欺に合った被害者が多発しています。

対策としては、ただでさえ絨毯というものは値段がわからないです。よほど目的の無い限り、手を出すのはやめたほうが良いです。買うにしても、機械織りならかなり安いので、周囲の相場を確認して購入しましょう。特に日本人に誘われてお店に行くって言うのは絶対やめたほうが。もちろん現地で商売をする日本人の方で、まじめに商売している人はたくさん居るわけで、同胞に対して的確なアドバイスをしてくれる人も居ます。一緒にしないように。

また、絨毯などを購入時に、クレジットカードを利用する際は十分注意しましょう。トルコリラは単位が大きいので、一つゼロが増えたりしていても見落としてしまったりします。また、ドルでリラで購入したはずなのに請求がドルだったというのは、気付いてからでは手遅れです。必ずレシートをもらい、単位をかくにんしましょう。

   
グ ラ ン バ ザ ー ル は 要 注 意
 

イスタンブールの名物と言えばグランバザール。買い物も楽しいし、観光スポットとしても訪れる人も多く、地元の人も利用する、最も活気のある場所です。と言う事は、悪い事を考えている人も多いわけです。

やはりほとんどがスリによる被害です。人でごった返しているので、気付かないうちに財布が無いなんてことも。特に大通り沿いからつけられて狙われるということも多いようです。良くある手口は、かなり強引にぶつかってくるという単純なものが多いようです。また、店頭で値段交渉中にカバンから掏られたなんて話も聞きます。

対策としては、財布やカメラなどの貴重品はたえず注意して持ち歩きましょう。リュックを体の前に担いだりするのが良いですよ。

 
  VIETNAM
   
シ ク ロ で の ト ラ ブ ル
 

女性ベトナムのタクシーといえばシクロ。チャーターすることも出来るので、旅行者にとってはとても便利な交通機関です。ただ、最近の日本のベトナムブームで、日本人観光客を狙ったシクロのトラブルが絶えない。そんなトラブルを紹介します。

まず値段交渉のトラブルが耐えません。値段交渉で決めた値段を後からごね始め、例えば昼休みの時間だからといって食事代を巻き上げたり、頼んでも居ないところへ連れて行って追加料金を取ったりと、かなり悪質になってきています。また、最初から強盗目的で、町外れに連れて行ってナイフを突きつける等の悪質な犯罪がかなり増えています。

旅慣れた人でもかなり被害にあっているようです。対策としてははっきり言って使わないほうが良いかもしれません。メーターのついたタクシーのほうが値段が若干安く安全です。使うとしても十分気をつけましょう。声を掛けてくる運転手は避けたほうが良いです。流しのシクロのほうが安全でしょう。