怪我や病気について

病気や怪我の症状や対策、気をつけてほしい事など、項目ごとに紹介してます。ぜひ一度読んでください。

一般対策 具体的な説明の前に注意してほしい事

一般的な対策

体調管理

怪我・病気 
個別に説明と対策の紹介

下痢

虫対策

日射対策

風邪

高地対策

夜遊び

大気汚染

騒音

伝染病

交通事故

エコノミークラス症候群

 

世界中の国で起こりうる比較的ポピュラーなトラブル事例を紹介。

 
地域別

地域ごと、国ごとに特徴のあるトラブル事例を紹介。

 

旅行中にかかり易い病気や怪我の症状や対策、気を付けてほしい事などを紹介。

 

 
   
一 般 的 な 対 策
 

まず海外旅行傷害保険に入ることをオススメします。掛け捨てのものでも基本的な保障のものであれば一ヶ月3千円ぐらいで済みますし、合わせて盗難保険に入っても、後々考えると大きな出費にはならないです。もし何かあった際、海外のサービスセンターや代理店への電話番号などが書いてある冊子を大切に保管することと、保険の写しを日本の家族か友人に預けておきましょう。賢い方法としては、クレジットカードやデビットカードに無料で海外旅行の保険のついたものがあります。こういったものを契約して持っていけばカバー範囲も広いですし、なにぶんお得ですよ。

何か病気、怪我を負った場合、病院など連絡先をどうしたら調べられるか、その他家族への連絡手段などは頭に入れておきましょう。また、何かあった際の為に、自分の連絡先などをどこかに書いておきましょう。他人でも連絡が取れるように、電話番号は必須です。

最後に、ちょっとしたアドバイスとしては、ホットメールなどで連絡手段を確保しておくことは近年ではかなり重要です。この際にアドレスを持ってない人は取っておきましょう。

 
旅 行 は 体 調 管 理 が 大 切 !
 
タビには体調管理がとても大切です。出来ればゆったりした予定を組み、旅程に予備日を作ることが重要です。現地でも暑い場所なら朝夕を行動時間に、寒いところなら日中を行動時間にしましょう。そして、タクシーなども国によってはかなり安いので、無理せず利用するのも結構大事なことです。時差ぼけも大変です。旅行に発つ前日は出来るだけ睡眠を取っておきましょう。そして正露丸など基本的な常備薬、そして場所によっては虫除けスプレー、日焼け止めなども忘れずに持参しましょう。旅行中、まして海外旅行中は普段と違う環境や時差などで体調を崩しがちです。

旅行の前の注意
楽しく旅をするためにも、また、周りの人に迷惑をかけないためにも体調管理が大切になってきます。万全のコンディションで旅行をするためには旅行前から体調を整えておかなければなりません。

まず、旅行前から体調を整えておきましょう。社会人の方はただでさえ旅行の為に仕事を無理する方が多いです。仕方のない事ですが、心がけでも違うものですよ。

そしてほとんどの人は飛行機で出発、時差ぼけ対策の為にまず時計を現地時間に直しましょう。出来たら飛行機でも十分睡眠を取っておきましょう。ただでさえ興奮、緊張して、旅行中は疲れがちなので気をつけてください。

現地での体調管理
食事に気をつけましょう。まず、水道水は飲まずにミネラルウォーターを飲みましょう。衛生面ではもちろんの事、水質が違い日本人は腹を壊しやすいです。氷なども解ければ水なのでご注意を。海外では水はかなり安く、簡単に手に入るのでご安心を。そして同様に生ものは避けましょう。これは地域によりますが、先進国で無い場合は、単に火の通ってないもの、そしてサラダなども避けましょう。ピザも具が半生だったりするので食中りになる人が多いです。

そして食事は、もちろん現地のものに挑戦するのも良いです。ただ、第一に体調が良いとき、そして普段食べ慣れたものを食べるのも体調管理に良いです。

当然睡眠時間は多めにとりましょう。無理な移動や徒歩での長時間の移動は、普段しない人がほとんどだと思います。自分の限界を良く判断して、体にあまり負担にならないようにしましょう。

体調を崩したら
まず、無理をしないこと。半日ほどホテルでゆっくりするだけで改善する時もありますよ。風邪や下痢の症状が出たら、日本から持参した薬を飲みましょう。体調不良の原因は旅行による興奮や疲れからの一時的なものが多いです。無理をして余計に旅に負担がかかったりしますので気をつけてください。

もし、日本の薬で聞かないようなら、現地の薬を試してみましょう。日本より強力な薬が多いので、下痢の人が便秘になったなんて話も聴きますが、試してみる価値はあります。但し、国によっては処方箋がないとだめなんてこともあります。こういった事ならホテルなどで相談してみましょう。

食事も日本食レストランなどを利用して、食べ慣れたもの、消化に良いものを取りましょう。

注意してほしい事
海外で救急車を呼ぶ場合、後で実費が請求されます。かなりの高額です。そういった面からも万が一の為に海外旅行傷害保険には加入しておくのがオススメです。

 

 

 

   
下 痢
 

日本人は胃腸が弱い。これは本当です。かなり良い衛生状態とバランスの取れた食事。これが、旅先で狂った際に起きる下痢などの症状はほとんどの日本人には避けることの出来ないものです。

特徴としては、例えば普段あまり取らない辛い食事を取った場合、生水や生ものを取ってしまった場合、水分を取りすぎたりするだけでなく、普通の食事を取っているだけでもほとんどの人が下痢にかかるでしょう。

対策としては、第一に生水は避ける事。水はどこでも売ってます。ただし発展途上国では、空瓶に水道水を詰めて売っていたりするのでふたが開いてないか良く注意してください。欧米でも硬水といって日本と違う成分の水がほとんどです。水道水は飲まないこと。あと、氷も水道水です。ばい菌などの混入がある場合がありますので気をつけること。

第二にとにかくサラダなどの生ものは絶対に取らないこと。まさにばい菌の温床です。別の病気にかかることもあるので現金です。

そして一番大切なのは体調管理です。体調がよければ、多少下痢を起こしてもだんだん回復してきます。消化の良いものや、食べ慣れているものを取って、無理な旅程を取るのは避けましょう。

日本から正露丸や普段使うような整腸剤などを持参するのがオススメです。もちろん現地でも売ってますが、効力が強いものが多いので注意して服用しましょう。

   
虫 対 策
 

アジアやアフリカでは蚊などの虫に刺されて、場合によってはマラリアやデング熱にかかると言うケースもあります。

特に蚊などは世界中にいるのですが、たとえ伝染病にかからなくても、刺されただけで、化膿したり、一週間ほど晴れ上がったり、痕が残る場合もあります。ぜひ対策をしてほしいものです。

対策としては、やはり虫除けの対策をしてほしいです。日本から虫除けスプレーや蚊取り線香、塗り薬などを持参しましょう。もちろん現地でも売ってますので購入できます。

ほとんどの都市では駆除が進んでます。ただしトレッキングなど山の中に入る場合などは長袖を持参したり、いつもより対策を厳重にしましょう。

 

 
日 射 対 策

 

赤道付近の熱帯地域、砂漠、乾燥地帯、高山など、日本以上にちょっとした事で日焼け、日射病などで体調を崩すことがあります。日本は、特に都市部ではスモッグ等もあり、そんなに日差し、紫外線は強くないです。

日焼けに慣れた人でも、長時間の日焼けは大変危険です。当然日本でも日焼けに弱い人はきちんとした対策が必須です。

対策としては、とにかく日焼け止めなどを塗ったり、日よけ用の帽子は出来るだけ被りましょう。水分補給も取りすぎると脱水症状を起こします。そして日中の長時間の移動は避けましょう。出来るだけタクシーなどの交通手段を使って疲れないようにするのもひとつの手段です。

もちろん皆さんの体調を一番わかっているのは皆さん自身です、ただ外国では無理をしたり、自分を過信しがちです。ただの日焼けでも火傷の状態になることもあります。特に高山ではちょっとの日焼けでもひどい状態になることがあるので要注意です。

また、熱いところでは、規則的な水分補給も大事です。バスなどの移動には必ず多めに水などを用意しておきましょう。

   
風 邪
 

万国共通でもっともかかる病気は風邪です。ただ旅行者の風邪はやはり旅での環境の変化、疲労から来るものがほとんどです。体調管理には気をつけてほしいです。

飛行機での移動は、突然気候の違う場所へ移動したりと、体調を壊しやすいです。また、防寒対策、防水対策も重要です。

対策としては、まず、旅程をゆったり取ることです。長期間の旅行の場合は、予備日を取っておいて現地で調整しましょう。そして、防寒対策、防水対策として、レインコートはかなりオススメです。雨と風をしのげるので、中に着込めばかなりの防寒対策になりますし、何しろかさばらないので便利です。

また、日本で使っている常備薬なども持って行きましょう。ただ効かない場合もありますので、現地で調達してみるのも手です。

短期の旅行の場合は、出国前は十分休養を取り、体調を整えておきましょう。難しいとは思いますが、旅を楽しくする為には無理は禁物です。

 

 
高 地 対 策

 

どんな人でもまず避けることの出来ないのは、高山病です。あと日焼け。アルプス、ヒマラヤ、アンデスでは普段登らないような高地にある観光地や都市があります。知らないうちに急激に体調を崩す場合がありますので気をつけましょう。

まず、高山病ですが、避けられません。出来れば低地から徐々に移動し、めまいや、息苦しさ、頭痛などを感じたら1日休養を取るなど絶対に無理をするのはやめましょう。体を慣らせばすぐに回復しますの。逆に無理をすると高熱や昏倒などの症状が出る場合がありますので絶対にやめてください。また、人によっては高山病のひどい人、回復しない人などもいます。旅行を変更し、低地への移動を薦めます。また、ボリビアやネパールは首都自体がかなりの高地です。飛行機での入国はオススメできません。

そして日焼け。高地での日焼けは命取りになる場合があります。日焼け止め、日よけの帽子など、十分な対策は必須です。特に鼻の頭はかなり焼けるので日焼け止めは必ず塗りましょう。

   
夜 遊 び
 

男性の場合、女遊びが旅行の目的の一部なんて人もいます。それを否定するものではないのですが、知識としては頭に入れておいたほうが良いようなことを書きます。

今でも一番危険なのはエイズです。アフリカなどでは疾病対策の一番にエイズが上がるほど、場合によっては人口の5%以上がエイズキャリアなんて国も出てきてます。当然風俗の女性はエイズ感染率が高いと言うのはご存知だと思います。公表しているタイのバンコクでも20%程度の感染者がいるそうです。その他の国はより危険かと思われます。

それ以外の性病なども危険です。日本のものとは症状が違う場合もあります。死に至る場合も。性病で死ぬなんて葬式開けないですよね。

対策としては、なんといってもコンドームの着用です。また、管理の行き届いたきちんとした店で行うのも対策のひとつです。
もちろん見るだけでしないのが良いのですが。

あと、気を付けてほしいのが、旅行者とのアバンチュールです。あえて書きますが、エイズキャリアと知って、自由旅行をしているなんて旅行者もいます。人のことはかまわず、アバンチュールを求めてくることもあるそうです。

   
大 気 汚 染
 

発展途上国では、特に都市ではマフラーのついてない車などはざらです。また、交通事情も良いとは言えず、朝、夕になると、ひどいラッシュになります。要するに大気汚染がかなりひどいです。

東京でも結構ひどい場合がありますが、タイのバンコクなど、比べ物になりません。1日あるいていると顔が真っ黒になります。

対策としては、慣れてない人、苦手な人はマスクを持って行きましょう。また、タオルやハンカチなどを持ち歩き、空気が悪いときは口元を押さえるなど対策を取りましょう。

   
騒 音
 

これも発展途上国ではお決まりの問題です。特に街中では便利な所や安宿では車などの騒音に悩まされることが多々あります。特に安宿では壁も薄いし、窓にカーテンが無かったりと、ひどいときは寝付けなかったりします。

また、真夜中の街中のクラクションなど当たり前です。繁華街なら夜通し騒がしかったりします。宿の中でも騒いでいる人間がいたりと意外と困ります。

対策としては、安宿でも宿の選び方として、道から入ったところの宿を利用したり、耳栓、アイマスクなどを持参するのがオススメです。もちろん良いホテルに泊まるのも手です。

   
伝 染 病
 

日本には無いような伝染病、日本にあっても普段はほとんど聞かないような伝染病もかかってしまったりします。ここでいくつか紹介と対策を書きます。

まず経口感染する伝染病としては、細菌性腸炎、ウイルス性肝炎、アメーバー赤痢、コレラなどです。そして、蚊などによる伝染病としては、マラリア、デング熱、フィラリアなどです。あと怪我などからの伝染では破傷風、狂犬病などがあります。

対策としては、場合によっては日本から予防注射をしていく必要のある地域、またはしていったほうが良い場合もあります。
ただ、海外で予防注射したほうが値段としてかなり安い場合もありますので、そういった地域に入る前に現地で行うもの賢い方法です。

当たり前ですが、無理な旅程を避けるのと、体調管理を忘れずに。

もし発病してしまったら、ガイドブックなどで病院を調べたり、ホテルの人に相談したり、旅行保険の緊急電話に電話するなど、速やかに行ってください。

蛇などにかまれたら対策は日本と一緒です。速やかな対応を心がけましょう。

 

 
交 通 事 故

 

海外、特に途上国では交通ルールなどは車が優先という傾向があります。交通事故の確率も日本よりかなり高いです。車の往来の激しい場所や夜間は十分な注意が必要です。

時にはライトが壊れている車なんてのも普通に走ってます。郊外だと、速度もかなり飛ばしている車はざらです。地図を片手に横断歩道をわたるなんていうのはかなり危険です。

また、疲れていると注意が散漫になります。日本以上に気をつけて行動することが大事です。

   
エ コ ノ ミ ー ク ラ ス 症 候 群
 

近年、新聞で取り上げられたりと、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、飛行機のエコノミークラスで長時間狭いイスに座っていて、体調が急変したり、場合によっては死者がでるケースもあるという症状の病気です。

主として体質によるようです。閉所恐怖症などの人や、長時間の飛行機乗車経験の無い人がかかったりするようですが、なんとも無い人も居れば、急にかかったりする人もいるようです。症状としては吐き気やめまい、頭痛と一見わかりづらい症状が出るそうです。

対策としては、やはり疲れた状態で飛行機に乗らないこと、座席は通路側や窓側を取るなどリラックスを出来る状態を作ること。また、最近では航空会社で、ゆったりとしたシート配列を取り入れている飛行機もあるのでそういったものを利用することです。飛行機が苦手な人は特に心がけたほうが無難でしょうか。