サウスアメリカ

サウスアメリカ全般

 ボリビア

 パラグアイ

 ペルー

 ウルグアイ

 

世界中の国で起こりうる比較的ポピュラーなトラブル事例を紹介。

 
地域別

地域ごと、国ごとに特徴のあるトラブル事例を紹介。

 

旅行中にかかり易い病気や怪我の症状や対策、気を付けてほしい事などを紹介。

 

 

全般として、様々なトラブルが比較的多い地域です。特に、腕時計、カメラなどを見えるところへ持っていると狙われやすいです。バックパックなども人ごみで切られたり、ひったくられたりと言う事もあるので、体の前に持ってくるなど日ごろから気をつけるようにしましょう。

日本人旅行者の少ない地域です。よって旅先での情報収集なども、比較的難しいかと思われます。ただ、各地に日本人宿があり旅行ノートは旅の参考になりますのでたまに行くのも良いです。

あと、ブラジル、アルゼンチン、チリなどでは、中国人の不法移民が多いそうで、現地の人の仕事を奪っていて、反感を買っているそうです。見た目そっくりな日本人は良く間違われ、不快な思いをする事もあるかもしれませんがあまり気にしないように。

スリ、詐欺などの軽犯罪に注意を要する国
アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア

体調管理に気をつけてほしい国
南米全域

治安に注意が必要な国
コロンビア、ペルー

渡航に適さない国
特に無し

  BOLIVIA
   
ボ リ ビ ア の 首 都 に ご 注 意
 

ボリビアの首都、ラパス。ダントツで世界一高地にある首都です。標高がなんと3,900mもあります。これでも盆地です。さらに国際空港は盆地の上にあり、標高4,00m以上あります。いきなり周辺国から訪れるのは危険です。なぜかって、それは知っている人は非常に恐れる高山病です。

いきなり富士山より上に行くことは自殺行為に近いです。高山病のマニュアルでは、2,000mくらいから徐々に体を慣らしましょうと書いてあったりします。高山病は健康状態にあまり関係なく、体質によってはまったく対応できない場合もあります。

対策としては、要するに周辺国で体を慣らしてから、陸路ボリビアへ入国するのがオススメです。ポピュラーなルートとしては、ペルーから入国するのが良いでしょう。十分体を慣らしてから行きましょう。また、日射対策として日焼け止めなどをまめにつけましょう。赤道に近く、かなりの高地なので、ちょっとした日焼けでもすぐに火傷を負います。以上のことさえ気をつければ、ペルーと並んでインカの文化を色濃く残す国なので、みごたえ十分のところですよ。

偽 警 官 に ご 用 心
 

最近、ラパス市で偽警官による強盗事件が多数発生しています。

手口は、麻薬や偽米ドル所持検査や「旅行者は警察発行の身分証明書が必要」と言って、用意した車に旅行者乗せたり、警察署まで同行を求め、所持品検査と言って金品を奪うと言うものです。他にニセ警官とぐるの現地人が話しかけてきて、そこへ偽警官が登場し、両方に同行を求め、さも日常的に同行を求めるケースがあるかのごとく振る舞い、最終的にぐるになって金品を奪うと言うものです。

対策としては、出来るだけ単独行動は避け、もし所持品検査を行うと言われたら、相手の身分証の提示を求め、ラパス市観光警察や日本国大使館等に、警察官が本物かどうか電話等で確認して下さい。これで被害は防げるはずです。

 
  PARAGUAY
   
シ ウ ダ ー デ ル エ ス テ の 夜 は
 

世界中まったく同じですが、夜道の一人歩きは避けるべきです。この都市は特に危険なので要注意。

首都アスンシオンのジャイカの事務所で聞いたのですが、シウダーデルエステで強盗による邦人の負傷事件が最近あったというので、用心していたのですが、その話によると、地元の人も含め、夜が更けた後の外出は避けるべきという事でした。ここは南米随一の自由貿易都市で、マフィアや暴力組織がかなりはびこっているそうです。昼間は問題ないのですが、夜になると市内中心と幹線道路周辺で歩行者や車を狙った強盗が多発しているそうです。

用心はしていたのですが、近くの観光スポットのイグアスの滝へ行った帰り、思ったより時間がかかってしまって、市内まで戻ってきたのが夜の7時ぐらいになってしまいました。まだ夕暮れだったのですが、バスステーション近くに宿を取ってしまった為、歩いて30分の道のり、しかもバスはもうない、ということでした。街中はほとんど人通りも無く、次の日出国する予定だった為所持金がほとんど無く、タクシーが使えませんでした。

もう仕方なく、テクテクと歩き始めました。すると町は見る見る暗くなり、街頭の無い道は真っ暗に。そしてようやく宿まで10分といったところまで来たとき、後ろから近づいてくる人影が、かなり周囲を警戒していたので、すぐ気が付いたのですが、3,4人の男がこちらへ歩いてきていました。しかもかなりのペースで。このままでは追いつかれると思い早歩きに、そしてふと後ろを見ると、なんとこちらへ走ってきているではないか!その瞬間、もう死に物狂いでダッシュしたのですが、次の瞬間何と相手の手が首筋を掠めるではないか!間一髪逃げ出したのですが、後ろからは野次が次第に遠くで聞こえてきました。

かなりどきどきものの体験ですが、皆さん真似をしないように。世界には危険なところって多いですし、前もって必要な情報を出来るだけ手に入れるようにしたほうが良いです。特に南米は、各地に日本人宿などありますので、たまには利用するのも良いですよ。

 
  PERU
   
ナ ス カ で は ご 注 意 を
 

皆さんナスカを訪れる理由ってやはり地上絵ですよね。そこで地上絵を見るのにはセスナで上空から見るというのがポピュラーなのですが、それに纏わるトラブルを。

長距離バスで早朝到着した私は、早速ナスカの地上絵のセスナツアーへの客引きに囲まれる。同じような旅行者も皆囲まれ、交渉しているようだ。とりあえず料金を聞いてみたのだが、皆同じような値段を言う。早朝なので店も開いていない。そんな中隣にいた客引きが、ツーリストガイドの証明書を見せて、ホテルに荷物を置かせてやるからどうだと言い寄ってきた。他にもドイツ人の客が二人いるからというので、これは好都合だと思い、その客引きに任せる事にした。そして料金と引き換えにチケットを貰い、宿に行ってロビーでしばし待つことに。すると迎えの車が到着。そうするとこの客引き、チケットをくれと言う。何かそのとき変だなと思ったのだが、そのままツアーは滞りなく終わり、宿に戻ってきた。

昼過ぎに宿に戻り、その日のバスチケットを買いに旅行会社へ、そういえばセスナのツアーっていくらぐらいだろと思って聞いてみると、何と先ほど払った額の3分の1ではないか。しかもその旅行会社の人曰く、明らかに詐欺で、違法だという。とにかく宿に戻り、主人に聞いてみたが、主人曰く、そのガイドとは面識が無く、車の運転手にマージンを貰って宿を貸しているのだという。さらに、差額はそのガイドが自分の懐に入れたのだろうという。こりゃもうどうにもなりませんでした。要するに早朝たむろしていたのは皆ぐるで、最初からだまそうとしていたようです。おそらく宿もぐるでしょう。かといって旅先では大きくは出れませんでした。

対策としては、とにかく本当の値段の事前に調べる必要がありますね。あとチケットやレシートは必ず貰う事と、できれば店舗のある旅行代理店でチケットなどを買う事をオススメします。何かあればねじ込む事ができますからね。

 
  URUGUAY
   
日 本 人 を 狙 っ た 詐 欺
 
モンテビデオ市のセントロ地区の路上等で、日本人旅行者が、ウルグアイ人と思われる男性に声を掛けられ、詐欺の被害にあう事件が発生している。

その手口は、被害者にスペイン語で声を掛け、旅行者が理解しないと、更に英語、そして日本語で尋ね、旅行者が日本人であることが確認すると、自分が日本語が話せるようになった理由(日本の会社で働いていた等)を話し、親近感を持たせ、自分は近くでレストランを経営していると言って、最寄りのレストランに誘う。レストランに行く途中に、被害者に店で有利な両替ができると両替を勧める。レストランでは、店のオーナーと思わせるように振る舞い、その後、両替に行って来ると言って被害者から現金を預かり、そのまま立ち去るといったものです。

ウルグアイでは、日本人を含めて東アジア系の住民は約1,200人程度としか居ないので、さらにスペイン語が話せないのは日本人旅行者しか居ない為、狙われやすいようです。対策としては、こういったケースに遭遇したらとにかく相手にしないこと、場合によっては路地に連れ込もうとしたり、窃盗を働くケースもあるので、とにかく関わらない事です。