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【Misao's First India Report(29)】
=Some thing of monthly days *After part*=


DATE:2001.08.14 in Hyderabad
REPORT&PHOTO:石谷みさお(りぶらぶりんくドットコム)


「で、今すぐいるんですか?」
「とりあえず、今日の用意くらいはあるんやけど。」

こういう話しを男とするのは正直如何なのものか。
と、古いタイプの方には眉をしかめられそうだが、逃亡中は世話になる人間に自分の体調は常に知っていて貰わなくてはいけない。特に今回のように、用意してきたものが足りなくなってどうしても購入しなくてはならない場合など、恥ずかしがっている場合ではない。

「何処にに売ってるんやろ?」
「いやーオレもそのへんはわかりません。」

出来れば今すぐ買いに行きたい。けれど、さすがの相棒もこの辺りの地理はさっぱりわからない。かなり真剣に二人で、果たして何処に行けば生理用品を買えるのか、その可能性を検証する。けれど、わかるはずもない。

そうこうするうち、迎えに来た運転手の車に乗り込み、G社へと向かう。相変わらず私たちは何処へ行けばそれが買えるのか、それだけをひたすら考えている。

「そうだ!」
突然、相棒が嬉しそうに言った。
「ミセスPRに聞きましょう!」
「ミセスPR?」

ミセスPRはG社のスタッフで、優秀なプログラマ達のTOPにたつお母さんのような女性であるらしい。確かにその女性に聞けば確実だ。
しかし、ここで一つ問題がある。
インドというところでは、女性のそういった話題を男性から女性に言うなど、もってのほか!日本のセクハラどころの騒ぎじゃない!という非常に上品な文化を持っていると言うことだ。

「大丈夫なんか?」
「仕方ないでしょう。オレが何とかしますよ。」

相棒は、このあとG社でしなくてはならない、新しいプロジェクトのミーティングの事を考える時間を、どうやったら、ミセスPRに失礼なく、生理用品の事をわかって貰うか?に費やし、ほっとした私は、ハテさて、インドのそれは日本のと同じか否か?を想像し、やがて、車はG社へとたどり着いた。

written by Lucy Misao
web livelovelink.com

 

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